公益財団法人日本賃貸住宅管理協会・近畿ブロックは、8月21日に「第1回賃貸住宅管理業務・成果発表大会(以下、発表会)」を開催した。
発表会のメーンテーマは「入居者に目を向けた管理業務の実践」。管理業登録制度スタートを受け、業界初の企画となった今回の催しには200人が参加。近畿各府県支部会員をはじめ、他地域からも来場し会場は満員になったという。
冒頭に同協会の近畿ブロック長である長田修氏が開会の挨拶を行った。その後、近畿各府県から選抜された会員会社7社の社員が発表。審査を経て、第1位国交省近畿地方整備局長賞を京都府支部長栄(京都府京都市)の奥野雅裕氏が、第2位日管協会長賞を大阪府支部宅都(大阪府大阪市)の齊藤一成氏が受賞した。この2件については11月7日(木)に東京で開催する日管協フォーラムにて再度発表されるということだ。
審査員長である京都大学大学院の高田光雄教授は「住宅ストックの活用とマネジメントが課題とされる情況下で、各発表はオーナーと入居者の望むところが一致するという視点、入居者への情況提供の重要性と工夫、多様なリノベーションへの創意工夫、リスクマネージメントの視点をふまえており、多忙な日常業務下での努力に敬意を表します」と講評した。