シノケングループ(福岡県福岡市)は、投資用マンション企画・販売のえん(福岡県福岡市)に出資、関連会社化すると共に業務提携を締結した。
1月25日えんの新規発行株式70株を引き受けるとともに発行済み株式150株を譲受する。出資総額は3億6960万円。シノケングループはえんの発行済み株式総数の33・8%を保有することになる。持分法適用の関連会社化することで関係強化を図る。
業務提携により、シノケングループが開発した物件をえんが販売する共同事業を開始する。シノケンの子会社で首都圏を中心に投資用マンション販売事業を行う日商ハーモニーと販売ノウハウ・物件情報等の共有も行う。首都圏・福岡都市圏両地域にて顧客層の拡大、販売競争力の強化を図る。シノケングループが展開する中国人投資家をターゲットにした不動産販売事業でも、えんに対して顧客を優先的に斡旋していく。将来的には日本人投資家の中国不動産への投資も視野に入れている。
えんは福岡都市圏を中心に投資用マンションの「エンクレストシリーズ」を展開。以前からシノケングループと取引関係があった。平成21年12月期の業績見込みは、売上高90億7310万円、経常利益2億42万円。