多世代交流が地域活性化に必要

2015年05月18日

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大手企業による大型物件供給続々


「多世代交流」をテーマにした賃貸住宅の開発が増えている。

積水ハウス(大阪府大阪市)は5月13日、東京都新宿区に都市型多世代交流型賃貸マンション「マストクレリアン神楽坂」(事業主:メヂカルフレンド社)を完成させたことを発表。

先月1日には学研ココファンホールディングス(東京都品川区)と東京建物(東京都中央区)が、「世代間交流」をテーマに掲げたサービス付高齢者向け住宅+賃貸住宅の物件を完成させたことを発表した。

また、3月5日には、大和ハウス工業(大阪府大阪市)が、東海エリア最高級の大型複合賃貸マンション「ロイヤルパークスERささしま」を竣工したことも大きな話題となった。

これからの賃貸住宅にとって、世代を越えた交流は大きなキーワードだ。
それは、入居者にとっての快適な住環境の創造のためだけではない。
シニアやファミリー、新婚など、世代を越えた交流はやがて、地域全体の活性化にもつながる。

例えば、先述した「マストクレリアン神楽坂」では、住戸エリアは1階のうち4階までをシニア世帯向け、5~10階をファミリーと新婚世帯向けに分離する一方で、食堂やライブラリー、キッズスペースなどは1階エントランスホールからつながる共用エリアに計画し、交流やコミュニティ形成の場として位置づけている。
さらに、ここで地域を巻き込んでの納涼祭や秋祭り、クリスマスイベントなどを予定し、建物を中心に地域全体の活性化を図る計画だ。

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