スターツグループが信託分野に進出する。3日、スターツコーポレーション(東京都中央区)は、信託会社の設立を発表。金融庁に申請していた信託業法の予備審査が終了したことを受け、「運用型信託会社」としてスターツ信託株式会社を設立した。
今後、免許申請を行い、免許取得を条件として不動産を主な取り扱い財産とする信託業を開業する。相続関連業務の取り扱い許可も取得する予定。
新会社の代表には、多田考司氏が取締役社長に就任。本店所在地は東京都中央区日本橋。資本金3億円。スターツコーポレーションの100%子会社となる。
信託の設立により、土地有効活用から管理・入居者募集、遺言作成・保管・執行、遺産整理、相続税納税補助までグループでワンストップサービスを提供する体制が整うという。