JPMCとジープラスが業務提携
フジ・メディア・ホールディングス(東京都港区)傘下のジープラス・メディア(以下ジープラス:同)は9月27日、外国人向け入居サポート事業において、日本管理センター(以下JPMC:東京都千代田区)と業務提携したことを発表した。
JPMCが借り上げている物件を同社が借主となって契約し、外国人入居者に転貸する。
外国人に提供できる賃貸物件数を増やしたいジープラスと、空室対策として外国人入居を低いリスクで促進したいJPMCの意向が合致した。
ジープラスはグループ会社のReal Estate Japan(リアルエステートジャパン:東京都港区)が運営する外国人向け不動産情報サイトで対象物件を掲載していく。
サイトには現在、約2万物件が掲載されているが、転貸での賃貸借契約ができるのは560件にとどまっており、年内には3500件に増やす意向だ。
同サイトの月間平均閲覧数は10万件で、東南アジアからの留学生などが多い。
今後、外国人の賃貸住宅市場に関するセミナーを開き、掲載物件数を増やしていく。
JPMCはすでに、23区内でサブリースしている物件の空室200室のうち、30室をリアルエステートジャパンのサイトに掲載している。
外国人入居者のニーズに合うよう、敷金や礼金が不要な物件を抽出しているという。
年内には掲載数を500室まで増加させる計画だ。