新規申込減で経営悪化
家賃債務保証会社のアペックスグループ(兵庫県姫路市)は2017年12月19日、破産の手続きの申し立てを行った。弁護士によると負債総額は約1億円。
同年10月10日に債権者である管理会社に対し、「新規申込数が減少して業績不振となり代位弁済できない。今後は、弊社は、督促業務は行うが、未払い家賃は滞納者が直接管理会社に支払うように変更する」との通知書が送られた。ほかに「今後も営業を継続していくことに変わりはない」との記載もあった。
だが、その1カ月ほど前から「送金ミス」を理由にした代位弁済送金の遅延が発生していたという。地元管理会社の間では「そろそろ破綻するだろう」と信用不安が広がっていた。
同年12月19日、不動産会社に送られた破産申し立てに関する通知書には、「約600社(人)に対し、総額で約1億円の債務を負担し、明らかに債務超過状態にある」と記されていた。