家主の意向に沿った契約形態
東京都を中心に約7000戸を管理するグローリア・ライフ・クリエイト(東京都渋谷区)は、賃料査定力と高い入居率を武器に管理戸数を拡大している。
同社の最大の特徴は、オーナー収益の最大化を重視した賃料戦略にある。管理受託時には周辺相場や成約事例、不動産会社へのヒアリングなどを基に適正賃料を算出。近年は市場全体の賃料上昇を背景に、募集時だけでなく更新時の賃料改定にも積極的に取り組んでいるという。入居者に改定内容を納得してもらうための根拠資料の作成や説明にも力を入れ、オーナーの収益改善を支援している。
こうした賃料アップ提案を支えているのが、高い稼働率を維持する現場力だ。
同社の管理物件における入居率は99.8%。物件写真の見せ方や募集戦略に加え、清掃や巡回、雑草除去といった日常管理を徹底することで物件価値を維持している。さらにIoT設備やデザインクロスの導入など、賃料上昇の根拠となる付加価値向上にも取り組む。
契約形態の柔軟さも特徴の一つだ。管理戸数の約7割をマスターリース、約3割を集金管理が占めるが、オーナーの意向に応じて切り替えにも対応。大手事業者のような厳しい契約条件を設けず、個々の投資方針に合わせた提案を行う。平均90%の借り上げ率と柔軟な運営を両立している。
グループでは木造アパートブランド「バーミープレイス」を展開し、これまで約190棟を供給。建築で培ったノウハウを管理にも生かしながら、賃料向上と高稼働を追求している。
(2026年7月20日11面に掲載)





