スマートデイズと関係会社を提訴

スマートデイズ

事件|2018年04月03日

  • twitter

家主13人で2億円の損害賠償請求

「かぼちゃの馬車」シェアハウス運営のスマートデイズ(以下、SD社:東京都中央区)らに対し27日、家主13人が訴訟を起こした。SD社、建築会社、販売会社が結託して行った共同不法行為に基づく損害賠償として総額2億円を請求する。

SD社とサブリース契約を結んだオーナーが東京地方裁判所に訴状を提出した。同日、代理人弁護士を務めるわたなべ法律会計事務所(東京都千代田区)の加藤博太郎弁護士が記者会見を開き、提訴の内容について説明。「SD社のサブリース契約は、30年間安心の家賃保証をうたっていたが、調査の結果、実現可能性のない、まったくのまやかしで、土地や建物で(利益を)抜ける分抜いて飛んでしまう詐欺的スキームだ」と話した。

SD社については、投資家の年収に応じて販売するシェアハウスの金額を決め、サブリース家賃は購買意欲が得られる表面利回り8%に設定していたことが、元役員の証言から判明した。「サブリース家賃はSD社が得られる家賃収入よりも高く、すぐに支払えなくなり破たんすることは明らかだった。SD社役員の責任は極めて重い」(加藤弁護士)

建築会社については建築費の半分にものぼるキックバックの存在について言及。土地については販売会社が高額で販売し、その利益をSD社と関係のあった会社に送金していたとし、建築会社、販売会社の責任を追及していく。「非常に高額な借り入れをしながらそれに見合わない物件を買わされた詐欺行為であり、関係者に対する刑事告訴も視野に入れている」と加藤弁護士は語った。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

検索

アクセスランキング

  1. 大手不動産会社で入社式

    レオパレス21,大東建託グループ,ハウスメイトパートナーズ,APAMAN(アパマン),常口アトム,武蔵コーポレーション,TAKUTO(タクト),三好不動産

  2. 戸建て賃貸強みに売上33億円【上場インタビュー】

    東日本地所

  3. 不動産業アワード、10社が受賞【クローズアップ】

    国土交通省

  4. ご近所ワーク、清掃など軽作業の担い手紹介

    ご近所ワーク

  5. 賃貸不動産経営管理士協議会、賃貸管理士 登録3260人が有資格者に

    賃貸不動産経営管理士協議会

電子版のコンテンツ

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ