「新社会人の9割近くがネット通信環境を重視」住宅・不動産情報ポータルサイト「HOME'S」を運営するネクスト(東京都中央区)が毎日コミュニケーションズ(東京都千代田区)と共同で、4月から社会人生活を始める人を対象に実施した調査結果をまとめた。「高速ネット回線や無線LANなど通信環境が住まいの重要な要素」との回答者が全体の88・9%に上るなど、住宅設備に対する若者のニーズが浮かび上がる結果となった。
「4月から新生活にもっていく家電やゲーム」の問いには、「ノートPC」84・4%、「デスクトップPC」10・9%、「PCは持っていかない」4・8%と回答。ちなみに、テレビについては「持っていかない」が55・8%と過半数を占める。いまや必要なのはテレビよりパソコン。ゆえに高速通信回線は必須設備となっているのだ。
「家賃や場所などの条件が悪くなっても譲れない部屋の設備・仕様」に冠する質問では、男女ともに10%前後が「高速インターネット回線」を挙げている。特に女性には優先順位は高くないようだが、性別を問わず重要な生活インフラと認識されているようだ。ちなみに新生活にテレビを持っていく人のうち、「液晶・プラズマテレビ」と「ブラウン管テレビ」の比率は同程度となった。