新型コロナ、全米に広がるレントストライキ
統計データ|2020年04月29日
コロナ・ショックによる市民生活への影響は、感染の恐怖にとどまらず、都市のロックアウトによる失業や収入減という経済リスクに発展している。そのダメージの大きさは、世界一感染者が多いアメリカで最も深刻で、爆発的に社会問題化している。現地での報道などをもとに、全米で広がる家賃不払い運動をレポートする。
支払い猶予でなく賃料棒引き要求
失業保険申請者数2週間で30倍に
現在、全米各地で「Rent Strike(レントストライキ)」が起きている。新型コロナウイルス感染の影響により職を失ったり、自営している店の収入がなくなったりした人々が連帯し、家主に対して、家賃の減額や支払猶予、さらには債権放棄を求める運動だ。