AI技術を活用した不動産価値分析サービスを展開するリーウェイズ(東京都渋谷区)は、静岡銀行(静岡市)と投資用不動産シミュレーションシステム『Shizugin Investment Planner(シズギン・インベストメント・プランナー)』(以下、SIP)を共同開発。13日に、静岡銀行が同システムの本格運用を開始したと発表した。
AI活用し投資リスク低減
両社は2019年6月に資本業務提携を締結し、融資審査の厳格化や不動産関連融資における顧客保護体制の強化において、AIを活用した新しいビジネスモデルの構築に取り組んできた。『SIP』では、リーウェイズが保有する全国1億件超の不動産ビッグデータを学習したAIにより、収益不動産の将来的な稼働率や賃料の下落による運用リスクを可視化できるようになる。これにより静岡銀行は、客観的な指標を取り入れた投資計画を顧客に提案していく。