コーポレートブランド「UniLife」を展開する学生向けマンション大手のジェイ・エス・ビー(京都府京都市)は昨年1年間に愛知県内で新築・中古物件合わせて356戸の管理物件を新たに取得した。これにより名古屋支社が管理する物件は3482戸(22年4月現在)に達した。契約の中心はサブリースで8月時点の入居率は99・1%だ(22年5月31日現在)。
「学生マンション事業は入れ替わりの時期がはっきりしており、毎年11月までに翌年3月に退去する入居者の動向を把握できるため、入居者獲得に時間をかけられることが強みのひとつ」と話すのは、同社の東海地区子会社で、入居者斡旋・仲介事業を行うジェイ・エス・ビー東海(愛知県名古屋市)の安藤英二社長だ。大学密集地域など周辺環境が整うエリアではまだまだ需要は旺盛で、名古屋大学周辺や長久手町・日進市竹の山地区などで管理拡大に注力しているという。
一般向けの物件と差をつけるため、鍵の紛失やトイレの故障などの入居トラブルだけでなく、健康や医療の相談にも24時間対応する体制を整え、Web上では一人暮らしサポート講座やキャリアアップ講座、就職活動支援講座などを動画配信し、学生生活全般をサポートしている。