中国人投資家に熱い視線、各地で物件視察ツアー

シノケングループ

商品|2010年09月06日

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中国人投資家の不動産投資熱の高まりを受け、物件視察ツアーを企画する動きが広がっている。シノケングループは中国人投資家向け日本不動産視察ツアー企画で、中国の旅行会社2社と業務提携を締結した。提携を通じた中国人投資家向け販売で今年度5億円以上の売上を見込む。
 
業務提携を結んだのは、上海国旅国際旅行社有限公司と上海揚子国際旅行社有限公司の2社。旅行会社側が日本の不動産に興味を持つ中国人を対象にしたツアーを企画、シノケングループが主催する不動産関連セミナーや物件視察などをオプションとして提供する。ツアーを通じて投資家が成約した場合、シノケングループは提携旅行会社にフィーを払う。11月上旬ごろに第1弾ツアーを実施する予定だ。個人の富裕層を対象に、2000万円から3000万円台の区分所有物件や、7000万円から8000万円台の投資用アパートを販売していく考え。
 
シノケングループは2006年に中国で不動産事業を開始、昨年12月には現地法人を子会社化するなど、早期から中国市場を意識してきた。今後、北京・広州等の他の中国主要都市の旅行会社とも業務提携を進め、10社程度と業務提携を結びたいとしている。中国人投資家に対応するスタッフも増員していく。
 
今年7月に個人観光ビザの発給要件が緩和され、中国からの旅行者はこれまでの10倍の1600万世帯に増加すると予想されている。かねてから日本の不動産への投資意欲が高まっていることから、観光を兼ねた日本の不動産視察ツアーの需要も高まるとみられる。
 
中国製品を紹介するネットショッピングサイト運営のジェーシーヒア(東京都江東区)は、7月1日に第1回中国向け日本不動産ツアーを開催、中国から7人の資産家が参加した。都内のみならず、岐阜、長野まで足をのばし、ワンルームマンションからセカンドハウス用の戸建て物件まで見学した。
 
投資用ワンルームマンションを扱う日本クリード(東京都文京区)にも、観光で来日した中国人が会社見学に訪れる。中国語対応の体制などが十分ではないため、現状では取り引きはほとんどないが、今後対応していこうと動き始めている。

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