不動産売買・賃貸仲介事業を行うプロフィット(京都府京都市)は、9月1日から中国人富裕層へ日本の不動産販売仲介ビジネスを開始した。
同社は、中国企業である新越投資諮詢有限公司と関西エリアで独占提携を結び販路拡大を図る。新越投資諮詢有限公司は、不動産投資アセットメント事業で中国、香港、マカオ、フィリピン、カンボジアに広く展開し、20年の実績を誇る。
中国本土での日本不動産のプロモーション、中国語翻訳、中国での法的な不動産購入手続き、国外への入金処理、日本国内での入金、法的処理、日本へのツアーを行うプランを提供する。
日本へのツアーは、新越投資諮詢有限公司が中国本土の提携旅行会社とツアーを組んで行う。日本国内の案内はプロフィットが担当する。
ターゲットとなるのは世帯年収4000万円以上の中国富裕層。人気の高い利回り6%以上の投資物件、中国人留学生向けにマンション大学に近い1棟マンションを中心に、物件募集を行う。価格は1棟マンションで1億円前後、区分所有はワンルームから1LDKの間取りで、3000万~5000万円のもの。
デベロッパーや不動産会社が支払う仲介料は1物件につき1万円から。中国本土でのプロモーション、中国人投資家日本国内での旅行などの料金も含まれる。同社収益は、購入者である中国人投資家からの仲介手数料でまかなう。
9月25日~28日に中国広東省広州市で開かれる展示会「EXPO」でプロッフィットが情報提供する不動産の第1弾がPRされる。
初年度の売り上げ目標は20億円。