不動産テック関連の事業を展開するGMO ReTech(ジーエムオーリテック:東京都渋谷区)は、不動産管理会社向け入居者アプリ『GMO(ジーエムオー)賃貸DX(デジタルトランスフォーメーション)入居者アプリ』の提供を1月28日に開始した。
契約書類をチャットでやりとり
管理会社と入居者との間で発生するコミュニケーションをスマートフォンのアプリ上で行うことができるサービス。例えば、メッセージ機能の中では、チャット形式でやりとりができ、画像、動画、契約や建物に関する書類ファイルをアップロードできる。プッシュ通知、既読確認、アップロードされたファイルを自動でカテゴリ別に保存する機能もそなえる。
定期清掃のような建物管理に関わるお知らせを掲載する『お知らせ掲示板』、入居者を指定してアンケートを一括送信する機能も用意した。さらに、ユーザーが見た広告や、特定のサービスを利用した際に、アプリ内通貨やギフト券が付与されるオファーウォール機能を実装している。
また、オプションではあるが、電子契約機能や住み替え先を案内する機能も利用可能。『GMO賃貸DX入居者アプリ』ではなく、利用する管理会社のオリジナルアプリとして提供することもできる。
今後は、家賃の決済などに利用できるクレジット決済機能の追加を予定。「業務を効率化するだけに止まらず、新たな収益源を生み出せるような機能も実装しており、賃貸運営を楽にしながらも、入居者が使いたくなるサービスにしていきたい」(鈴木明人社長)
GMO ReTech
東京都渋谷区
鈴木明人社長(46)
(2月1日2面に掲載)
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