不動産情報サービスのアットホーム(東京都大田区)は3日、内見申し込みをオンライン化するシステム『スマート内見管理(仮称)』の提供を2021年冬に予定していると発表した。空室募集から内見、申し込み、重要事項説明といった一連の不動産仲介業務をオンライン化することで、コロナ下の部屋探しと不動産会社の業務効率化をサポートする。
年内に新システムを提供
メリットは仲介会社と管理会社の双方にある。仲介会社は、不動産情報流通サイト『ATBB(アットビービー)』から内見申し込みが可能になる。物件紹介から内見申し込み、入居申し込みまでがオンライン上で完結し、内見までのリードタイムを短縮することが期待できる。
管理会社は、仲介会社から受け取る内見申込書や名刺の受け取り方法をデータとファクスのいずれかから選択できる。同社が全国の加盟店1289店を対象に行ったアンケート調査では、80%以上の管理会社が内見受付時に受け取った仲介会社の名刺情報を保管していることがわかった。会社によって受け取り方法や保管方法が異なるため、新システムでは選択制にしているという。
なお今回の開発は、不動産業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援する取り組み『スマートソリューション』の一環だ。
(2月22日1面に掲載)
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