クラスコ、新店舗開設に伴い本社をリニューアル

クラスコ

その他|2021年07月12日

  • twitter

『満室ギャラリー』を案内する小村社長

 約1万7000戸を管理するクラスコ(石川県金沢市)が、賃貸オーナーの相談窓口となる新店舗と本社ビルを、6月28日にオープンした。本社ビルを改装し、新店舗は自社ビルをリノベーションした。

賃貸オーナー特化ビルを新設

 これに合わせ、新たな企業価値として、賃貸経営に関する課題にアイデアを発信し、実行・解決する『DO IDEA(ドゥアイデア)』を掲げた。

 新店舗ビル1階には木材3Dプリンターを導入し、オリジナル賃貸家具製作工房『満室ファクトリー』を設けた。2階には、リノベーションの成功事例のパネル展示やモデルルームを設け、空室対策、オーナーの資産活用、相続対策の事例に触れることができる『満室ギャラリー』を開設した。

モデルルームの写真

自社で製作した家具を設置したモデルルーム

 3、4階には、旧賃貸管理部の名称を変更した『満室マネジメント』のオフィスを置く。建物の外観を保つメンテナンス相談、入居促進提案、オーナーへの対応に当たるスタッフが常駐する。入居者への対応の専門部署も併設し、顧客満足のための取り組みを強化する。また、不動産会社向けの賃貸経営・相続・資産活用の相談窓口である『満室の窓口』のフランチャイズチェーン(FC)本店とし、加盟店のフォローも行う。

 本社1階の、賃貸と売買の店舗には、書店やカフェをイメージしたような接客空間をつくった。感染症対策として、入居時の注意点の説明を1人で受けられるように、動画視聴専用ブースも設置した。

 2階には、全国の不動産会社の業務・経営改善のためのサービス『TATSUJIN(タツジン)』体感ギャラリーを設置する。最新の空調システムなどを導入し、感染症対策を施し、社員が働きやすいオフィス環境を整える。改装したオフィスの2・3階にはオンライン会議専用ブースや、動画配信用の撮影スタジオも12室完備した。

 オープニングセレモニーで小村典弘社長は、「オーナーへの空室改善の提案が一番重要な仕事と考えている。賃貸物件にデザイン性を持たせたり、テクノロジーの活用で賃料を上げ収益を改善し、オーナーの満室経営をサポートしていきたい」と話した。

(7月12日2面に掲載)

おすすめ記事▶『賃貸トレンドニュース【ゲストレポ】』

検索

アクセスランキング

  1. 省エネ性能ラベル表示、開始

    国土交通省,リクルート,アットホーム,LIFULL(ライフル),大東建託グループ,積水ハウスグループ

  2. コロンビア・ワークス、「総資産1兆円へ」開発を加速【上場インタビュー】

    コロンビア・ワークス

  3. 明和地所、創業45年 浦安市で3000戸管理【新社長インタビュー】

    明和地所

  4. パナソニック、冷凍・冷蔵品用の宅配ボックス

    パナソニック

  5. 大手不動産会社で入社式

    レオパレス21,大東建託グループ,ハウスメイトパートナーズ,APAMAN(アパマン),常口アトム,武蔵コーポレーション,TAKUTO(タクト),三好不動産

電子版のコンテンツ

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ