全国で最も持ち家率が低く、借家の割合が49.5%と大都市圏並みに高い沖縄県。観光地としてにぎわいを見せる同県だが、新型コロナウイルス下で賃貸住宅の市況はどうなったのか。県内の地場大手を含む管理会社6社とオーナーを取材した。
一般客や法人などの仲介にダメージ
とみや不動産、引っ越し控え仲介3割減 部屋数多めに人気集まる
本島中部に位置する宜野湾市を中心に2367戸を管理する、とみや不動産(沖縄県宜野湾市)では、コロナ下でも管理物件の入居率に変化はなく、例年並みの95~96%を維持している。ただ、1~3月の繁忙期の賃貸仲介成約件数が、前年比で3割減少となるなど、感染を懸念し引っ越しを控える顧客の動向が見られた。