レジデンシャルペイメント、騒音トラブルに関する相談倍増

レジデンシャルペイメント

その他|2021年08月04日

  • twitter

 賃貸住宅の入居者間の騒音トラブルが、コロナ下以降急増している。元警察官による近隣トラブル対応サービス「mamorocca(マモロッカ)」を提供するレジデンシャルペイメント(東京都中央区)では、2020年7月~21年6月の相談件数が、前年に比べて倍増したことが7月にわかった。そのうち、4分の3が入居者間の騒音に関するもので、在宅比率の高まりが深く関わっているもようだ。入居者からの対応に苦慮する賃貸管理会社との契約も増え、6月末時点で受託件数は17万件になった。

 相談の内容は「小さな子どもの声や足音がうるさい」「夜間の話し声が耳障り」といったものが大半だ。以前に比べて、必ずしも相談者を被害者と言い切れない案件が増えたという。「これまで容認されていた内容が苦情に発展するケースが増えた」と相談員の藤澤勇輔氏は話す。

 「以前であれば、夜間の話し声に関する相談は『連日、飲酒をしながら深夜まで大騒ぎをしている』というものが大半だった。最近は、相談者に居室での騒音状況について尋ねると、生活音の範ちゅうに含まれると思われるものが多い」(藤澤氏)

 特に都内や首都圏郊外の住宅地からの相談が多い。古い建物だけではなく、築後1年程度の新築建物の入居者からの案件も珍しくないという。

 相談には元警察官のスタッフが対応する。防音のアドバイスや防音施工を実施する場合もあるが、相談者と相手方にお互いの理解を求める対話を通じて解決につなげるパターンが大半だという。

(8月2日3面に掲載)

おすすめ記事▶『レジデンシャル ペイメント、元警察官による入居者トラブル対応、8万契約突破』

検索

アクセスランキング

  1. 省エネ性能ラベル表示、開始

    国土交通省,リクルート,アットホーム,LIFULL(ライフル),大東建託グループ,積水ハウスグループ

  2. コロンビア・ワークス、「総資産1兆円へ」開発を加速【上場インタビュー】

    コロンビア・ワークス

  3. 明和地所、創業45年 浦安市で3000戸管理【新社長インタビュー】

    明和地所

  4. パナソニック、冷凍・冷蔵品用の宅配ボックス

    パナソニック

  5. 大手不動産会社で入社式

    レオパレス21,大東建託グループ,ハウスメイトパートナーズ,APAMAN(アパマン),常口アトム,武蔵コーポレーション,TAKUTO(タクト),三好不動産

電子版のコンテンツ

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ