不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)」を運営するLIFULL(ライフル:東京都千代田区)は、大東建託グループで賃貸管理事業を行う大東建託パートナーズ(東京都港区)が保有する管理物件情報と、同サイト掲載物件情報を照合。仲介会社が同サイトに掲載している大東建託パートナーズの募集終了物件を自動で非表示にする機能の提供を3日に開始した。
大東建託パートナーズと連携
大東建託パートナーズが管理する物件の中で、募集が終了した物件情報をLIFULLのサーバーにアップロードし、データベースに取り込む。
約400万件あるLIFULL HOME'Sの掲載物件とデータベースを照合することで、掲載終了物件の非表示処理を自動で行えるようになった。照合は1日1回。
これまで不動産会社は掲載物件の募集終了をすぐに把握できないことや、更新の漏れが原因で物件が掲載され続けることで「おとり広告」として扱われてしまう問題があった。
今回の取り組みによって、エンドユーザーの検索利便性を向上するだけでなく、仲介会社が情報更新するための問い合わせを行う手間を省くことができ業務効率化にもつながる。
また、物件確認の問い合わせを受ける側の管理会社にとっても、問い合わせ回数が減り、業務効率化が期待できる。
掲載終了物件の非表示自動化の取り組みは2019年10月にアミックス(東京都中央区)と初めて行われた。
LIFULL HOME'S事業本部事業支援ユニット情報審査グループの宮廻優子グループ長は「今後は、他の管理会社にも同取り組みを知ってもらい、情報連携できる管理会社を増やしていきたい」と語った。
(8月16日1面に掲載)
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