大手ハウスメーカーが、エネルギー消費を収支ゼロに近づけるZEH(ゼッチ)賃貸住宅の供給に力を入れる。積水ハウス(大阪市)は中期経営計画の2500戸を初年度で達成。大東建託(東京都港区)は2030年に供給の50%をZEHとする計画を立てるなど、環境負荷を低減する賃貸住宅の建築にかじを切る動きが出ている。
積水ハウスは累計3806戸を受注
大手ハウスメーカーが、賃貸住宅においてもZEH商品の供給を推進する動きを見せている。
ZEHとは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略称。高断熱や高効率の機器などによる「省エネルギー」と太陽光発電による「創エネルギー」により、住まいの年間のエネルギー消費量がほぼゼロになる住宅のことをいう。集合住宅に限定し、ZEH-M(ゼッチエム)ということもある。