賃貸物件のリノベーションを得意とするエイムズ(東京都目黒区)が7月から9月にかけてリノベーションを行った築39年の分譲マンションの一室では、希望していた賃料設定で工事期間中に入居者を決めることができた。
無垢材のフローリングで温かみのある部屋に
東京メトロ副都心線「西早稲田」駅から徒歩10分の立地にあり、広さは40㎡。2DKだった間取りを広めの1LDKへと改修した。築年数を感じさせる畳と古いデザインのクッションフロアを剥がし、無垢材のフローリングを敷くことで木の温かみがある明るく開放的な部屋となった。キッチンと洗面台は既製品を使わず、床と親和性のある木材を用いて同社の大工が造作して設置した。
部屋の改修だけでなく客付けまで対応できることが同社にリノベーションを依頼する決め手となったという。リーシングまで行っている同社だからこそできる提案で、入居が決まりやすい物件づくりをサポートできるのが強みだ。内装についてはコストとのバランスを考えながら、オーナーの希望をできる限り取り入れている。
同物件では、オーナーがこだわった無垢材のフローリングを用いたリノベーションで、築年数を踏まえた周辺相場よりも高い賃料での入居につなげることができた。今後も同社では入居者のターゲットや施工後の部屋の雰囲気など、オーナーの意見を生かした入居が決まりやすい部屋づくりを提案していく。
(11月15日6面に掲載)