賃貸管理を行う東急住宅リース(東京都新宿区)は、自宅のリフォーム工事などを行っている間に一時的に居住できる賃貸住宅を提供する「仮住まいサービス」を11月4日から開始した。同社が管理する1都3県のマンション・戸建て住宅の一部が対象となる。
貸し方の選択肢増やす
仮住まい専門の賃貸仲介会社と連携し集客を行い、顧客は同社が管理する一部の賃貸住宅に定期借家契約にて短期間入居することができる。同サービスの対象となる物件は主に2DK以上、40㎡以上のファミリー向けを想定。同サービスの利用者は、同社管理物件入居者・契約者限定の会員制ウェブサイト「かなえていくリーブル」でさまざまな特別優待サービスを利用することができるのも特徴だ。
事業開発グループマネージャーは「リーシングの一つとして、オーナーへの提案の選択肢を増やすことができた。オーナーと仮住まいを必要とする入居者の両者が満足するマッチングを1件でも増やせればいいと考えている」と語る。今後は首都圏だけでなく、関西圏などにも本サービスを拡大していく予定。
同社ではSDGsへの積極的な取り組みを行っており、同サービスもSDGsの一つ「住み続けられるまちづくりを」に該当するとみる。今後も他社と連携しながら入居者やオーナーにとって価値あるサービスを提供するとともにSDGsにも取り組んでいく。
(2021年12月20日10面に掲載)