投資用不動産情報サイト「楽待」を運営するファーストロジック(東京都中央区)は、同サイトにおける「投資用不動産市場調査2021年10~12月期」の結果を22年1月14日に公表した。
価格上昇傾向にストップ
同調査は、21年10月1日~12月31日に楽待に新規掲載された全国の収益物件の市場動向を集計したもの。
調査結果によると、区分マンションの平均価格は1611万円(前回比マイナス83万円)。20年4~6月期から続いていた価格の上昇傾向が止まり、前四半期に続いて平均価格が下落、利回りが上昇した。区分マンションの平均利回りは7.17%と、1年ぶりに7%台を回復した。
一棟アパートは6699万円(前回比マイナス32万円)で2四半期連続で平均価格が下落したが、ほぼ横ばいで推移。一方で、一棟マンション価格は2億66万円(プラス1246万円)と、18年7~9月期ぶりに2億円台まで上昇した。
同社広報責任者の尾藤ゆかり氏は「新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株の感染拡大により、今後の不動産市場動向に影響があるのか、引き続き注視していきたい」とコメントした。
(2022年2月7日15面に掲載)