石油販売大手・昭和シェルのグループ会社で太陽光発電パネルを製造するソーラーフロンティア(東京都港区)が賃貸住宅市場に向けた営業を強化している。今年2月に発売した集合住宅向けのパッケージ商品「集合住宅パック」を賃貸オーナーや管理会社向けにPRしている。これまで、施工・販売店が中心になってきた賃貸市場攻略にメーカーが本腰を入れ始めた。
提案用システムや、補償保険を賃貸住宅向けに充実させてパッケージ化した。屋根形状に合わせたパネル設置レイアウトや発電シミュレーションの計算が簡単にできるソフトで、販売店を通じて賃貸オーナーらに提案していく。賃貸住宅に設置する際の課題となっていたパワーコンディショナーについては、屋外設置タイプをパッケージに組み入れ、施工の自由度を大幅に広げた。集合住宅用の災害補償保険を新規に設定し、災害時の補償制度も充実させた。これまで一般住宅向けに提供されてきた補証制度(システム機器10年保証、モジュール出力20年保証)を、集合住宅向けにも拡大する。
賃貸住宅市場に狙いを定めることで、シャープや京セラ、三洋電機などの上位シェアを持つメーカーに対抗する狙いがある。
現在、同社は宮崎県に世界最大規模のパネル工場を建設中。すでに稼働している他工場と合わせて、量産体制を確立することでコスト面でも他メーカーに対抗できる体制づくりを目指す。





