国内最大の不動産投資サイト「楽待」を運営するファーストロジック(東京都中央区)は6月28日、不動産投資家向け有料会員サービス「楽待プレミアム」の提供を開始した。
「路線価MAP」を提供
同サービスは不動産投資で失敗しないための正しい知識を届け、投資判断をサポートするための便利な機能を提供するオンラインサービス。
第1弾では新しいコンテンツとして「路線価MAP(マップ)」と「プレミアム会員限定動画」を提供する。料金は月額3300円(税込み)
従来、路線価は国税局のホームページで調べる必要があったが、路線価MAPでは楽待アプリの地図から路線価を調べることができる。楽待に掲載されている不動産周辺の路線価はもちろん、物件が掲載されていないエリアの路線価も調べられるのが特徴だ。
今後は事前に希望条件を登録すると不動産会社から非公開物件の提案が届く機能を追加予定。初心者から投資家まで不動産投資に役立つ情報を順次追加していく。
顧客層は、投資を始めていない初心者が5割、投資家が5割。同社によるとマイナス金利でサラリーマン投資家が参入しやすくなったことや、新型コロナウイルス禍による将来の収入不安などで初心者の割合は増加傾向にあるという。
現在、不動産投資家向けの有料サービスには適正価格が存在していないと同社は分析。良質な情報を有料で提供し続けることで業界全体が向上することを目指す。
広報担当尾藤ゆかり氏は「公正な不動産投資市場を創造するというビジョンを達成するため、不動産の情報の透明性を高くして市場を活性化させていきたい」とコメントした。
(2022年7月4日2面に掲載)