住宅総合建材メーカーの日昭(北海道札幌市)は、6月より同社の住宅・ビル用網戸に「グラスファイバーネット」を標準搭載している。
熱や紫外線による劣化防ぐ
グラスファイバーネットとは、ガラス繊維にポリ塩化ビニールを被覆したもの。一般的に普及している樹脂製のポリプロピレンネット素材に比べ、弾力性や耐久性に優れ、熱や紫外線、気温の変化にも強い。一般的に網戸は4~5年で交換時期を迎えるが、同素材であれば通常使用で10年以上交換する必要がない。
開発課の赤間慶二郎課長は「利用者の網戸交換に伴う費用軽減と環境対策に寄与したいという思いから標準搭載に至った。全国的に紫外線が強まり、季節による気温の変化が激しくなっている中で、グラスファイバーネットの知名度を上げ普及させていきたい」と語る。
(2022年10月17日15面に掲載)