管理戸数2100戸のユージーハウス(岐阜県関市)は1日から、改修費を同社グループが負担するサブリース商品「リフォームバック借上」の提供を開始した。オーナーが自主管理している物件で、何らかの理由でリーシングができておらず、市場に出回っていない物件の掘り起こしとともに、管理戸数の拡大を狙う。
管理増加狙う新商品提供
同社は岐阜県内に3拠点を置く管理会社だ。従業員は21人。グループに、社宅代行サービス会社の新日本社宅プラス(同)がある。
リフォームバック借上とは、原状回復工事、リフォーム・リノベーション費用をユージーハウスグループが100%負担し、オーナーとマスターリース契約を結ぶ商品だ。内容によって、残置物の処理にも対応する。
ユージーハウスが商品の販売を行い、新日本社宅プラスが空室物件の工事費を全額負担したうえで借り上げる。リフォーム内容の企画は、2社で行う。
対象は岐阜県内の賃貸住宅。まずはユージーハウスが管理を受託する既存オーナー200人に向け提供を開始。11月をめどに、対象範囲を一般オーナーに広げる予定だ。
借り上げは、1戸単位で行う。1棟に対し、同時に借り上げを行う上限を2戸に設定する。サブリースの契約期間は10年で、最低解約期間を3~5年に定める。