電子契約や取引のプラットフォーム運営を行うインフォマート(東京都港区)は、2015年より請求書受領・発行サービス「B to Bプラットフォーム請求書」を提供している。
インボイスに対応
請求書や納品書をデータ化して受け取りや送信を行うクラウドサービスだ。データでのやりとりになるため、経理の入力作業が不要になる。作業時間を短縮し、請求書の発送費用も削減する。23年8月1日時点での導入企業数は約90万社。不動産・建築業界では、デベロッパーやゼネコンの導入事例が多いという。
7月には、10月1日に施行されるインボイス制度(適格請求書等保存方式)に対応するアップデートを行った。インボイスを発行する際にインボイス発行事業者(以下、適格事業者)の登録番号を自動反映する機能や、消費税率や税額の記載箇所を追加した請求書のフォーマットを用意。適格事業者が商品の返品や割引に応じたときに発行する返還インボイスの作成・交付にも対応する。
事業推進1部の上野高志部長は「インボイス制度をきっかけに帳票管理を電子化する流れは強まっている。今後もサービスの拡充を図っていく」と語る。
(2023年9月11日9面に掲載)