約2700戸を管理するけやき総合管理(山梨県甲府市)は2019年から、山梨学院大学の授業への協力を通じて学生とホームステージングを行い、地域の空室の削減に挑んでいる。
空き家問題伝え解決へ共働
授業は経営学部の2年生を対象とし、ホームステージングを通じて実践的なマーケティングを学ぶ。前期はホームステージングの考え方を講義形式で学び、後期には3、4人ずつの班に分かれて実際の空室にホームステージングを実施。1月に各班のホームステージングを評価するコンテストを行う。けやき総合管理は、空室の管理物件提供、学生へのアドバイス、授業でホームステージングを施した部屋の入居募集を手がける。
22年からは、スペースリー(東京都渋谷区)が提供するVR(仮想現実)制作クラウドソフト「Spacely(スペースリー)」を使って、部屋のVRデータに家具画像を配置するバーチャルホームステージングを導入。事前に家具の配置などを試すことで、学生がつくる部屋のレベルが上がったという。22年度の授業に使用した3部屋は、いずれもホームステージング実施後1カ月以内に入居者が決まった。
けやき総合管理マーケティングチームの大神田貴リーダーは「山梨県は全国で最も空き家率が高い。空き家や空室が地域にもたらすリスクを知ってもらい、共に解決策を考えていけたら」と話す。
(2023年10月2日9面に掲載)





