三井ホーム(東京都新宿区)は4月23日、高効率太陽熱ソーラーシステムの販売を開始した。
新商品は従来の太陽熱を利用した給湯システムを効率化させたもの。ソーラーシステムでは、屋根などに設置した集熱パネルで採光。管を通じて太陽熱を循環させてタンク内の熱交換器に通すことにより、タンク内に貯めた水を温めてお湯にするという仕組みだ。
新たに開発した高効率集熱パネルを用い、同社がこれまでに採用していた太陽熱ソーラーシステムに比べ、集熱効果を約18%高めた。日射の少ない時間帯や曇りの日などにも集熱がしやすくなった。
新商品は新築時やリフォーム時に屋根一体型として導入。そのため、従来の屋根を仕上げた後に設置するのとは異なり、段差を最小限に抑えて外観を損なわないようにした。
販売価格は税込み135万3450円(エコキュートタイプ、集熱パネル3平方m、貯湯タンク420Lの場合)。
沖縄県を除く地域を販売対象とし、出荷は今年10月以降に行っていく予定。