青山メイン企画、1年で管理受託574戸増加

青山メイン企画

管理・仲介業|2025年08月25日

管理物件の外観

リースバック案件を獲得

 不動産の賃貸管理を手がける青山メイン企画(東京都千代田区)は2024年の1年間で管理を574戸純増し、5264戸とした。大手法人が手がけているリースバック事業からの流入で管理の新規受託につながった。

 メイン商圏は1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)。管理を受託している物件の9割が区分マンションで、1割がアパートなどの一棟もの。リースバック物件に関しては、マンションが6割、戸建てが4割だ。全従業員は48人で、そのうち管理事業の担当者は12人。管理手数料は5%だ。

 新規で管理戸数を受託する案件のうち、7割がグループ会社のスプリングエステート(同)と取引のある大手法人が契約したリースバック物件の管理を青山メイン企画が受託している。そのほか2割は、スプリングエステートが再販用に買い取った物件の管理で伸ばす。残りの1割は、既存オーナーからのリピートや紹介だ。24年度は月平均で50~60戸程度の新規受託の依頼があったという。

 リースバックで受託した物件は大手法人が貸主となっている。22年9月から25年7月までの期間で、リースバックのうち退去となった物件の平均管理期間は1年6カ月程度。22年9月にリースバック管理事業を開始した当初は定期借家契約の物件が8割を占めていたが、契約満了時に普通借家に切り替えを行い、現在は普通借家契約が9割となっている。直近1年間の新規受託したリースバック物件は、普通借家契約で締結を行っている。

 リースバック物件は退去のタイミングで管理が外れてしまうが、継続的に新規受託できるようにオーナーである大手法人との連絡を密にするように努めていると同社は話す。

 今後の方針について、リーシング事業部の山田彩乃課長は「賃貸管理のDⅩ(デジタルトランスフォーメーション)に注力していきたい。新規受託営業では、ワンアクションでオーナーへアプローチができるような環境整備を検討している」とコメントした。

(2025年8月25日2面に掲載)

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