賃貸管理・仲介を行うS-FIT(エスフィット:東京都港区)は、埼玉県の管理会社、ティケィ管理サービス(埼玉県川口市)をM&A(合併・買収)した。10月31日付で同社の全株式を取得し、完全子会社化した。
グループで9000戸に拡大
ティケィ管理サービスは1985年の創業。埼玉県川口市や蕨市を中心に賃貸管理・仲介、売買仲介事業を行う。2023年4月期の売上高は8億775万円。建物管理に強みを持ち、管理戸数は1000戸超。
S-FITによると、ティケィ管理サービスの創業者が、後継者不足から第三者への事業承継を検討していたところ、S‐FITの経営方針やビジョンに共感したことで、事業譲渡を決めたという。
一方、S-FITは23年6月期のグループ連結売上高が140億7471万円。1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)を中心とした都心型の賃貸仲介店舗を展開し、年間2万5000件の賃貸仲介を行う。
今回のM&Aの狙いの一つは管理戸数の拡大だ。S‐FITのグループでの管理戸数は8000戸から9000戸に拡大した。S‐FITの紫原友規社長は「ティケィ管理サービスの商圏は郊外部にあり、これまで当社が強みとしてきた東京都心部の商圏とは異なるエリア。郊外エリアでの業務ノウハウも得ることができると考えている」と話す。
今回のM&Aはトライアルとしての位置付けで、すぐに次の会社の取得に動くわけではないとしている。ただし、ストック事業としての管理を伸ばすことを踏まえ、中長期的には1都3県を商圏とした管理会社の事業譲受も視野に入れる。
S-FIT
東京都港区
紫原友規社長(46)
(2023年11月20日1面に掲載)




