「"ひと"の『夢』、『安心』、『充実』の実現に永続的に貢献します」を理念に掲げ、街の価値を向上させることを地道に展開している不動産会社、エヌアセット(神奈川県川崎市)。賃貸管理約3600戸を基盤に、賃貸仲介、収益不動産売買、シェアオフィス事業、シェアハウス事業、保育園事業などを幅広く展開する。「溝の口」エリアの顔になりつつある同社の宮川恒雄社長が目指すこれからの不動産会社の形について、話を聞いた。
「溝の口 不動産」検索上位、賃貸仲介直接取引6割
昨年965件仲介、今年1200件目指す
-2020年の繁忙期はコロナ禍で苦戦している会社が多いようですが、御社はあまり影響を受けなかったようですね。
当社は3月と4月は前年並みで、5月は前年の7割程度と落ち込みましたが、6月に入ると、問い合わせも増えたことで、賃貸仲介売り上げは前年比174%となりました。当社は2店舗と無人店舗『スタッフレスショップ』が1店舗あり、19年は年間仲介件数が965件でしたが、20年は1200件を目指します。
-どのような施策が奏功したのでしょうか。