2020年9月に設立18周年を迎えるアイレントホーム(東京都葛飾区)は、設立以来、賃貸仲介を事業の柱に、東京都の城東エリアに特化して事業拡大を図ってきた。19年には年間の賃貸仲介件数4000件を達成。仲介店舗を12店舗展開しながら現在も成長を続けている。リーシング力を武器に会社を年商6億円まで成長させてきた井浦佳孝社長に、エリアを絞った営業戦略や、店舗拡大に伴い年々増加する社員への指導方法などについて聞いた。
城東で年間仲介5000件突破目指す
店舗拡大のカギはエリア戦略と人材
―東京都の城東エリアだけで賃貸仲介の店舗を12店も展開していますね。
1店目の「新小岩店」を立ち上げたのが18年前。それ以降はあえて商圏を限定して、城東エリアでの出店を進めていき、4月には12店舗目となる『西葛西店』をオープンしました。エリアに特化して新規出店し続けている狙いは2つ。1つは地域での会社の認知度と信頼度を高めることです。同じエリアに店舗が多くあれば、既に住んでいる人やこれから住もうと思っている人の目に触れる機会が増え、自然と認知度は高まります。そして、複数の店舗を運営していることが認知されれば、規模が大きい信頼できる会社だという安心感も生まれます。認知度と信頼度が高まれば、お客さまが物件を探したいと思った際に、相談先の選択肢に入りやすくなり、来店につながるというわけです。