クラッシー・ホームズ(東京都港区)は、都内・御茶ノ水エリアと浜松町エリアに2拠点を構える年730件の仲介実績を持つ賃貸仲介会社だ。約10年前までは1500万円の赤字だったが、原因だった「成約単価の低さ」「過酷な労働環境」を抜本的に改革し、約2年後に約300万円の黒字に転換。以降、関連事業を広げて会社を成長軌道に乗せている。成功の肝は何か。コンサルティングから同社の経営に参画し、抜本的改革を主導してきた畠山孝弘社長に経緯を聞いた。
クラッシー・ホームズ、「高属性向け」賃貸仲介強化で赤字から再生
低単価・人材の未定着を解消 営業戦略・労働環境を改革
―主力の賃貸仲介事業では都内2店舗で成約は年730件。賃貸仲介部と賃貸管理部の売上高は1億4000万円。従業員数19人のうち7人程度が仲介営業を担当しています。比較的家賃が高めの物件を取り扱っていることが特徴です。