20㎡の広々リビング

2017年11月27日 | リノベーション

  • twitter

家賃2万円アップで成約

賃貸物件の仲介・管理を行うリボーンキューブ(京都市)は、築31年の2Kをリノベーションし、単身者やDINKSをターゲットに多様な家具や生活スタイルにもなじむシンプルモダンな部屋に仕上げ、家賃を約2万円アップの6万5000円で成約した。

近鉄京阪「伏見」駅から徒歩6分の場所にある、鉄骨造3階建て全10戸の賃貸マンション『第2住田ビル』の一室。周辺は分譲マンションや市営住宅が立ち並び、ファミリー層が多い。同マンションは築年数の経過により、家賃を下げなければ入居が決まらず生活保護受給者や高齢者が多かった。

専有面積が32㎡だっため、ターゲットをファミリー層ではなく単身者とDINKSに絞った。施工前は玄関から入りアプローチを出ると襖を挟んで連続していた2部屋の和室があった。2部屋で約16㎡と狭く使い勝手が悪かったため、襖を取り除き1部屋につなげた。畳をフローリングに張り替えたことで約20㎡のリビングに仕上げた。肌触りの良いオークの無垢材を使用し、落ち着きのある居室に変えた。

after
リボーン after.jpg

before
リボーン before.JPG

施工前のキッチンスペースは約5㎡の閉ざされた空間で圧迫感があり、テーブルを囲んで食事ができるダイニングスペースがなかった。キッチンをリビングに移動し、広々とした空間で料理を楽しむことができるようになった。そしてキッチンだったスペースは洋室として活用。黒色で石目調の塩ビタイルを用いてシックな空間となっている。アプローチを含めた全部屋にダクトレールを敷いたスポットライトを使用。ブティックなどの店舗にも使用される照明で、室内の意匠性を高めている。

実際に入居したのは30代前半の単身男性。リビングの広さや、周辺物件にはないデザインが入居の決め手となった。施工前の家賃4万5000円から2万円アップの6万5000円で成約した。同社の間宮佳丈氏は「広いリビングは入居者の生活スタイルに合わせて使用できるため、人気が高い」と話した。施工費は470万円だった。

検索

アクセスランキング

  1. 大手不動産会社で入社式

    レオパレス21,大東建託グループ,ハウスメイトパートナーズ,APAMAN(アパマン),常口アトム,武蔵コーポレーション,TAKUTO(タクト),三好不動産

  2. ビューン 大石隆行社長 電子書籍読み放題、13万戸に

    【企業研究vol.246】ビューン

  3. 戸建て賃貸強みに売上33億円【上場インタビュー】

    東日本地所

  4. 不動産業アワード、10社が受賞【クローズアップ】

    国土交通省

  5. セイワパーク 清家政彦社長 時間貸し駐車場1万2000車室

    【企業研究vol.245】セイワパーク

電子版のコンテンツ

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ