3点ユニットでも募集一週間で入居
2016年02月11日 | リノベーション
ワンルームにロフト設置
賃料を6000円アップし、募集から1週間で入居が決まったのが、鉄骨造3階建てアパート「フロムイースト」(東京都世田谷区)の一室だ。
築27年で、東急田園都市線「三軒茶屋」駅から徒歩8分。
手掛けたのは無垢フローリングを使ったリノベーションを行っているハプティック(東京都渋谷区)だ。
3点ユニットで、洗濯機置き場がベランダにあるありふれたワンルーム。
相場の賃料よりも1万円安い6万5000円でも、数カ月間決まらない状態が続いていた。
フローリングの張り替えに加え、ロフトを設置したのが特徴だ。
ロフトの天井高は約110cm。
布団を置いて寝起きできる高さが十分にある。
ロフトの下にはポールが付いているので、衣類をハンガーで掛けるなど収納スペースとしても活用できる。
小倉弘之社長は「15㎡の手狭なワンルームのスペースを、できるだけ有効に使えるようにしたいという思いからロフトを作った」と語る。
3点ユニットは、便座を木製のものに取り換えたほか、壁面の一部に木目調のダイノックシートを貼って一新した。
キッチンは取り換え、玄関タイルの張り替え、棚板の取り付けなど投資額は全部で約120万円。
不人気の3点ユニットや屋外の洗濯機置き場をそのまま残したにもかかわらず、ロフトが決め手になり入居が決まった。