55㎡のリビングを確保

2017年10月23日 | リノベーション

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家賃1万アップで成約

賃貸物件のリフォームを行うハプティック(東京都渋谷区)は、築27年で半年ほど空室が続いていた物件をリノベーションした。和室の3DKを55㎡のリビングがある2LDKに変え、家賃を1万円アップの6万6000円で成約した。

物件は愛知県春日井市で、中央本線『勝川』駅徒歩18分の場所にあるRC造2階建て全12戸の集合住宅『エントピア中切』の1室。
駅から徒歩18分という立地の悪さから、家賃の下落が続いていた。周辺は閑静な住宅街で、スーパーや公園がありファミリー層に需要があるエリアだったため、ターゲット層を20~30代の若い夫婦に絞った。

6畳の部屋が3つと手狭だった居室を、2LDKに変更。家族でゆったりとくつろげる広さを確保した。玄関からバルコニーまでが見通せるため、開放感のある空間になっている。また、フローリングに吸湿発散性に優れた無垢材を使用。柔らかい肌触りと温かみのある木目調が居室を明るい雰囲気にしている。

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実際に入居を決めたのは2人暮らしの若い夫婦。施工から約一カ月で成約した。一般的な賃貸物件には、珍しいナチュラルなデザインが好評だったという。

同社の山本卓氏は、「最近は賃貸物件でも家具にこだわる入居者が多く、無垢材は人気が高い北欧系の家具にもなじむ。愛知県の郊外は中心部に比べて3万円ほど家賃の開きがある。改修にコストをかけられない分、何か1つでも入居者の印象に残る部屋作りを心がけた」と話した。

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