カフェ風女性専用シェアハウスが満室
2016年12月26日 | リノベーション
共用部分を、入居者以外に貸し出すことを前提とした女性専用シェアハウスで、通常よりひと月に5万円程度多くの収益を得ているのが、『チリペッパー&クリーム』だ。
BEFORE
物件は東京メトロ有楽町線「飯田橋」駅から徒歩1分の場所に立つ築47年の戸建てだ。
6LDKの一軒家を6室と共用部からなるシェアハウスにリノベーションした。
入居者以外の利用者に有料で開放するリビングダイニングキッチンを設置し収益性を高めた。
約40㎡の共用部は間口330cmで、4つのIHコンロを備える大型カウンターキッチンと、4つのカフェテーブルに椅子を2脚ずつセッティングした様子はまるでカフェのようだ。
面材をナチュラルウッドにしたキッチンに、随所に飾られたハーブが映える。
壁の1面にはパステルグリーンのアクセントクロスを採用。
パステルブルーのソファーも空間に柔らかな統一感を与えている。
パステル調で女性好みのデザインが奏功し、20~30代を中心とした女性が即決している。
平日の朝10時から夕方6時までは外部向けに時間貸しを行い、月に約5万円の収入を得ている。
休日の貸し出しは行わず、入居者が日中ゆっくりとくつろげるようにした。
家賃は相場程度の7万円台だが、ターゲットは、共用部の貸し出しに理解のある入居者だ。
それでも、退去後は一カ月以内に入居者が決まる。
実際に成約しているのは、アメリカ、イギリス、台湾など外国人が5割、日本人が5割だ。
「共用部含め、全体的にかわいらしく落ち着いたデザインが気に入って入居した」と話している。