オフィスを社会人向けにリノベ
2017年03月02日 | リノベーション
学びと遊びをコンセプトに満室
『masobi』は活動的な社会人でにぎわうシェアハウスだ。
オフィスビルを社会人向けのシェアハウスに改修し賃料を5000円上げて全室稼働している。
BEFORE
シェアハウスの企画・運営を行う絆人(東京都板橋区)はJR山手線「高田馬場」駅から徒歩15分の場所に立つ4階建てのオフィスビルに新たな役割を見いだした。
テーマは「学びと遊び」。
入居者が14畳のリビングで料理や英会話、ヨガなどを週に1回のペースで学べることを付加価値としている。
平岡代表は自らシェアハウスに住み、運営も約10年手掛けてきた。
シェアハウスを選ぶ住人が「今まで知らなかった新しい世界」や「新たな成長のきっかけ」を求めて入居する傾向があるため、ワクワクしてもらうことを意識し、色彩を多用したデザインにしている。
床は白地に青で規則的なパターンが印象的なタイル風のクッションフロアを張り、青やオレンジなどさまざまな色や柄を用いたロッキングチェアー、黄色いラグマットや黄緑色のソファーを置いた。
色調は多いが全体的にトーンを抑えているため、カラフルでもまとまった印象を持たせている。
工事費は約7000万円。
賃料は6万5000円で競合物件では1DK程度の賃料相場になる。
入居しているのは20~30代の社会人だ。
入居者の中から決めているハウスリーダーがイベントをSNSでシェアすることで、楽しそうな様子を見て入居を決めるケースが多い。