亀岡大郎のトップ対談

売買予約契約付き戸建て賃貸を秋田から発信 森 裕嗣 社長

リネシス株式会社

秋田県秋田市

2018年10月08日号

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森 裕嗣 社長

創業13年目で秋田県内にて2000戸を管理するリネシス(秋田市)は、新規ビジネスに力を入れる。一定期間居住し続けることで、入居者に譲渡される戸建て賃貸事業『家賃が実る家』の本格展開を推進。入居希望者と投資家をサイト上でマッチングし、入居者のオーダーメード賃貸を建設する。11日には、同事業初の実店舗を栃木県宇都宮市にてオープンする。人口減少が進む地方への定住を促進するモデルケースとしての実績を積み重ね、全国展開を目指す。

創業13年目で2000戸管理 入退去費用0円で入居率98%

亀岡 会社は秋田ですか。以前は秋田魁(さきがけ)の編集に携わっていたことがあります。

秋田県の地元紙ではトップの会社ですね。私自身は秋田育ちではなく、横浜の出身です。結婚を機に、妻の実家のある秋田で事業を始めることになりました。

亀岡 賃貸管理がメーンですか。

管理、仲介、建築、家賃債務保証事業と総合的な展開をしています。創業13年目になりますが、秋田県内で2000戸を管理し、入居率は秋田市内が93%、県南地方は98%です。秋田県内の平均入居率は79%なので高い数値だと思います。もともと、妻の実家が建設会社で、賃貸住宅を建築しており、その物件の管理を獲得していったのが始まりです。リーシングに関して、地元の仲介会社との関係が構築できていなかったため、新築や築浅物件であるにもかかわらず当初の入居率は60%という状況でした。そこで『入退去完全0円+退去時リノベーション支援金キャッシュバック』というシステムを発案し、1カ月たたずに入居率は99%にまで高まりました。

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森 裕嗣 社長

リネシス株式会社

森 裕嗣 社長

1974年1月10日、神奈川県横浜市生まれ。17歳からとび職などに従事したのち、24歳で大東文化大学国際関係学科に入学。2002年、デベロッパー勤務を経て同年、不動産会社を共同設立。結婚を機に妻の故郷である秋田県へ移住しモリ不動産を立ち上げる。16年に社名をリネシスで統一。17年から譲渡型戸建て賃貸『家賃が実る家』事業を開始。

リネシス株式会社
本社所在地 : 秋田県秋田市広面屋敷田311―1
設立 : 2006年5月  社員数 : 83人  資本金 : 5300万円
事業内容 : 賃貸仲介・管理、不動産売買仲介等
経済評論家 亀岡大郎氏のサムネイル画像

経済評論家 亀岡 大郎

大正15年京城生まれ。新大阪新聞経済部長を経て、経済評論家となる。文藝春秋、サンデー毎日など一流紙で、経済・財界問題を中心に、精力的な活動を続ける一方で「自動車戦争」「ゲリラ商法」「IBMの人事管理」などベストセラー多数。

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