平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
弊社は、7月28・29日および9月1・2日に開催を予定しておりました『賃貸住宅フェア2020東京・名古屋』の2会場の開催中止を決定しました。
賃貸住宅フェアは、業界におけるビジネスチャンス・出会いの場として多くの業界関係者の方々から支持を頂いており、弊社としてはコロナの感染が広がる中でも最大限、実施の方向で準備を進めてまいりました。
しかし、コロナとの闘いは長期戦が予想され、大相撲や甲子園高校野球大会などの国民的行事までが中止を余儀なくされている中で、主催者としてはその社会的責任も考慮しました。
賃貸住宅ビジネスは、人々の日常の暮らし、安全で安心に生活できる住まいを提供することで社会に貢献する事業です。今まさにその「人々の暮らし」が感染症に脅かされている状況のなかでは、1日も早い事態収束に向けて、社会の一員として出来る努力をしていきたい。その結論がフェア開催中止です。
なお、主催者として中止を決定した具体的な理由は以下の 4 点です。
①コロナ感染がピークを超えた今も第二波のリスクが指摘されており、緊急事態宣言が解除されたのちも、人と人との接触を減らす努力が社会全体に求められている
②そうした状況の中で、大型屋内施設で 2 日間に 1 万人以上を集めるイベントを開催するのは「密集・密閉・密接」の"3密" を避ける様に要請されている中では困難
③開催期間中、会場内で多くの人々と接客応対をする出展企業の担当者や、多数の受講者と対面する講師、そして来場者の感染防止、健康安全対策に最大限努めても、自ずと限界がある
④仮に開催に漕ぎつけたとしても、感染リスクへの警戒により来場者人数が予定を大きく下回り、出展企業の見込み客獲得や認知度向上などの販促効果が低減してしまう恐れがある
ご来場を予定いただいていた皆様、既に出展をお申し込み頂いていた企業及び御担当者の皆様、セミナー講演を準備してくださっていた講師の皆様には、このような結果となり大変ご迷惑をおかけしますが、何卒御理解と御協力の程お願い申し上げます。
末筆ながら、皆様のますますのご健康と貴社のご隆昌をお祈り申し上げます。
株式会社全国賃貸住宅新聞社