一般社団法人賃貸不動産経営管理士協議会(東京都千代田区)は4日、民間資格の賃貸不動産経営管理士(以下、管理士)を対象とした国家資格への移行講習を6月15日に終了し、約97%が移行を完了したと発表した。
今回移行完了となった該当者は、2020年度以前の管理士有資格者累計6万9544人。このうち6万7493人が移行講習を修了。これをもって、国家資格の管理士は累計で7万3130人(6月16日時点)となった。
同協議会の髙木祥第6グループ長は「管理士取得の重要性は、管理業法に定められた要件としての資格という点だけではない。賃貸管理業務における実務の知識から法令を順守する一定の知識までを備えている証となる。管理会社はもちろん、賃貸仲介や売買をメインとする不動産会社やオーナー自身の取得も推進したい」と語る。
(2022年7月18日1面に掲載)