不動産鑑定評価や不動産調査を行う三友システムアプレイザル(東京都千代田区)は3月30日、同社と提携する不動産鑑定士136人に行ったアンケートを基に、『三友地価予測指数(2020年3月調査)』を発表した。
新型コロナなどの影響で下落局面に
『三友地価予測指数』は、地価動向の見方について強気・弱気の程度を指数化し、上昇(100)・やや上昇(75)・横ばい(50)・やや下落(25)・下落(0)の5段階で評価。地価動向の「現在」は過去6カ月、「先行き」は6カ月先の推移を示している。
予測指数によると商業地の「現在」は、東京圏83.9、大阪圏73.2、名古屋圏84.4で、地価の上昇ピッチは東京圏と名古屋圏で強まり、大阪圏では弱まっている。ただ「先行き」は、東京圏59.7、大阪圏53.6、名古屋圏43.8と、慎重な見方が強まっている。