2020年12月から、サブリース事業者に対する法規制が始まる。不当な勧誘を禁止し、重要事項の説明義務が課されることで、契約トラブルを抑制し、より健全なサブリースが提供されることに期待したい。
説明義務化でトラブル抑制に期待
安定収益を得る賃貸経営の手段
サブリースによる賃貸経営は、家主にとって人口減少が進む国内の賃貸市場における有効な手段のひとつだ。家主が所有する賃貸住宅をサブリース事業者が借り上げ、サブリース事業者から借主に転貸する運営方法のため、家主にとっては空室リスクを軽減できる。賃貸経営のプロフェッショナルが家主業を代行し、スピーディーな経営判断のもと収益の安定、向上のために対策を取ってくれる利点もある。