情報提供会社のタス(東京都中央区)は4月27日、首都圏版の賃貸住宅市場レポートを発表した。
首都圏での賃貸住宅空室率は上昇の傾向にある。
同社独自の空室指標であるTVIでは、東京都が前年同期比で0.54増加し12.15となった。
神奈川県では同1.85プラスの15.61、埼玉県で1.4増の18、千葉県で0.99増の15.75とそれぞれ増加している。
東京23区内の高級賃貸の市場動向も発表。
1㎡あたり賃料5000円クラスの賃貸住宅の空室率は16年10月に上昇したが、改善傾向にある。
1㎡あたり4000~5000円クラスの賃貸住宅は供給が多いことから、長期的に悪化の傾向にあるという。
※TVIとは民間の住宅情報会社で公開された情報から、募集戸数を募集建物の総戸数で割った数値。