「ウッドショック」と呼ばれる木材価格の高騰がアパート建築にも影を落としている。虫害や山火事等で原料が不足している中、アメリカでの住宅建築需要が急増したことが主な原因とされている。日本では2021年1月頃から輸入材の価格上昇が始まっており、5月には15年比で140%近くまで増加。最終的には20年比で2倍~3倍にまで高騰するという見方もある。「ウッドショック」の実情や対策などについて、木造アパートを建築する3社に聞いた。
販売価格に転嫁せず自社で吸収
ケーティアイ建設工業、自社で負担し値上がり分吸収
「ウッドショック」の影響は、建築会社各社に及んでいる。だが、木材価格の高騰は一時的なものとみており、販売価格に転嫁せずに自社で吸収する構えの企業が多いようだ。