2021年4月に起きた、則武地所(神奈川県相模原市)施工のアパート階段崩落事故の余波が続く。行政の指示で則武地所の施工物件へ調査が進められ、施工不備の物件が次々と見つかり、業界に衝撃を与えた。調査対象となった物件のオーナーや管理会社は現在、どのような状況に置かれているのか。
改修工事費1000万円超え
一級建築士へ依頼 独自調査で不備発見
とある不動産会社では、事故後、管理物件に則武地所施工の物件があることから、独自に建物の調査を実施。アパート2棟に施工不備が見つかった。現在補修工事を行うなど対応に追われている。
同社では10月、行政から指示があった物件調査後に、一級建築士へ依頼し、施工に問題がないかの調査を行った。