大東建託元支店長逮捕 20年に大東建託は同容疑者を告発
事件|2022年05月30日
架空の土地投資話を持ちかけ知人から400万円をだまし取ったとして、警視庁目白署は24日、大東建託(東京都港区)の元支店長で無職の原秀昭容疑者を詐欺の疑いで逮捕した。
うその投資話で400万円奪う
2018年10月下旬から19年5月下旬にかけて、原容疑者は東京都内在住の男性に対し、架空の土地の投資話を持ちかけて自身の口座に振り込ませ、だまし取った疑いがある。
原容疑者は同期間、神奈川県横浜市内で大東建託の支店長を務めていた。だが、社内規定に違反する金銭のやりとりがあったとして、19年12月に懲戒解雇されている。なお懲戒解雇の直接原因については、「個人情報になるため非開示」(大東建託広報部)としている。
同社は、20年3月に原容疑者を詐欺の疑いで神奈川県警に告発している。同社のオーナーや入居者らに対する詐欺被害があったかどうかも含めて捜査中だという。
大東建託広報部は「詐欺の立件は難しいと聞いている。当社としては今後も捜査に全面的に協力していく」とコメントした。